こんにちは。
ミスリット背後です。
いつもウチのちびっ子がお世話になっております。
エンドブレイカー開始から数ヶ月、
世界にも仲間にも環境にもなじんできた今日この頃ですので、
そろそろミスリットくんの設定についてまとめておきたいと思います。
とか格好付けてるけど、言ってしまえば設定魔背後の自PC語りですので、
興味のある方だけどうぞ~。
さていつでものんびりミスリットくんですが、ときおり「おばさんが」「おばさんに」など、彼の「おばさん」について発言しております。
用法的には「うちのかみさん」や「故郷(くに)のねえちゃん」に相当するものですが、さてミスリット君のおばさんとはどのようなお人なのでしょうか。
ミスリットくんのおばさんは、彼のお父さんの妹にあたる人です。
お父さんはミスリットくんの物心付くか付かないかの頃に亡くなっています。
そのあたりについてはそのうち「両親編」などで語ってみたいと思います。
ミスリットくんのお父さんが亡くなった当時、彼の妹はまだ少女とも言うべきうら若き乙女でした。
ミスリットくんのお父さんは実は意外に若い人だったので、その妹さんも若い娘さんだったのです。
彼女の元には、兄の残した財産と大きな書庫、そして小さな男の子が遺されました。
ミスリットくんの母親はまだ彼が赤ん坊のころ亡くなっており、さらに父親とその妹も兄妹二人きりだったため、ミスリットくんの身寄りは父親の妹─まだ若いおばさんだけでした。
年若い娘さんとしては自分に小さな子供を育てることができるか悩むところだったのでしょうけど、彼女は父親の遺品を前にぼんやり座っている小さな子供を目にした途端、この子をしっかり護り立派に育てようと力強く決心したのです。
兄はあちこち渡り歩きどこにでも冒険する度胸のある冒険者でしたが、妹の肝っ玉も兄に負けず劣らずどっしり立派なものでした。
妹は年若いながらも小さな古物商を経営し、さらに兄の遺産もあったためミスリットくんを引き取っても生活には困りませんでした。
さらには顔の広かった兄の冒険仲間や伝手などにより、困りごとも手助けしてもらうことができました。
明るく強く人の良い妹の人柄により、周囲の人からも暖かい応援や援助がありました。
そのようにして平穏で不自由のない環境で、ミスリットくんはすくすくと育っていきました。
ミスリットくんが8歳になったとき、おばさんはミスリットくんを書庫へと案内しました。
書庫には元々あった本に加え、お父さんが冒険で集めた様々な本が納められていました。
書庫の本は見知ったものから珍しいものまで様々だったため、たまに閲覧を希望する人が現れます。
そこでやってきた人を案内したり、簡単に本の管理をする仕事を任せることにしてみたのです。
多少の不安はありましたが、ちょっとぼんやり気味のミスリットくんの自立を促すことも目的のひとつでしたので、心を鬼にして実施することにしました。
食事は一緒に摂ることにして書庫にミスリットくんの部屋を作り、仕事の仕方を教えてみたところ、本の大好きなミスリットくんは楽しくお仕事をするようになりました。
そうしてミスリットくんは書庫の住人となり、自立心も確立することができました。
さてそうこうしているうち、おばさんの商売が成功し、少し離れた街に店舗を構えることになりました。
おばさんは書庫の管理を人にまかせ、ミスリットくんを連れて行こうと考えていました。
もう10歳になるとはいえ、ぼんやり気味かつのんびりした世間知らずで、いろいろたどたどしい子供を残して行けないと思ったのです。
ところがミスリットくんは書庫に残ると言いだしました。
ミスリットくんは本が大好きであること、本を探しにくる人を手助けしたいということ、書庫が大好きで居続けたいということをおばさんにお話しました。
おばさんはぼんやりしていた子供がいつの間にか成長していたことに大いに感動し、周辺の住人やお店の主人にミスリットくんのことをお願いして、後ろ髪を引かれる思いで引っ越していきました。
以上がミスリットくんのお話によく出てくる「おばさん」についてのお話です。
「おばさん」とは言っても実はまだ年は若く綺麗な女性です。
ミスリットくんのお部屋の机にはいくつか写真立てがあります。
(※世界観的に写真がない場合は肖像画で)
学者然とした銀髪の若い男性の写真、繊細で優しげな青い瞳の若い女性の写真、赤ん坊を抱いている二人の写真、そしてミスリットくんに良く似た髪の、明るい女性の写真が飾られています。
ミスリットくんは一日の終わりに、写真に向かってお話します。
「あのね、おばさん」PR